愛媛県の道後温泉旅館協同組合(35会員、大木正治理事長)の2013年度の外国人宿泊者数が、12月末時点で1万403人と初めて1万人を突破したことが17日分かった。組合事務局は「格安航空会社(LCC)就航で、未開の海外市場も開けるだろう」と、さらなる増加に期待している。 組合の近年の外国人宿泊者は4千~6千人台で推移し、12年度は8140人。13年度は、県や松山市が松山空港―台湾・松山空港チャーター便運航などで交流に注力する台湾が12年度比ですでに約千人上回り、事務局は「11年度に始まった台湾の新北投温泉との交流効果も出始めたようだ」と分析する。円安効果で欧州からも約530人増え、11月を除くすべての月で前年を上回った。
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