八幡浜市議会は16日、原子力規制委員会による審査が続いている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)を現地視察し、使用済み燃料プールや免震構造の緊急時対策所などの安全対策状況を確認した。 昨年8月の改選以降初めての視察で、市議会としては2012年5月以来となる。今回は行財政問題特別委員会(石崎久次委員長、15人)が訪れ、増田清造所長代理の説明を受けながら構内を見て回った。 石崎委員長は報道陣の取材に「個人的には前回訪れた時より電源確保などの面で安全性が高まっていると感じた」と印象を語り、今後、原発の専門家から意見を聞く機会を設ける考えを示した。 大山政司議長は「安全対策はあくまで想定内のものだけだ。停止中でも大量の使用済み核燃料が保管されており、安全性を懸念している」と述べた。
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