愛媛県内子町立川地区の農家らが12日、同町川中の国道56号沿い空き地で「立川軽トラ市」(実行委員会主催)を初開催し、取れたて野菜などを販売した。人が集まる地域づくりを目指し、毎月第2日曜に開く。 地元の38~59歳の農家や大工、小売業者ら5人が午前10時から軽トラックの荷台を使って出店。特産の原木栽培シイタケやハクサイ、干し柿、干し芋、豆腐、卵など17種類の自家製品を並べ、大半を1袋100円で販売した。交通量の多い国道沿いとあって客足は絶えず、来訪者は「キャベツが100円? いま高いのに」などと口にしながら買い求めていた。 立川は町北部の伊予市に隣接する山あいの地域で、シイタケ、クリ、カキの栽培が盛ん。実行委代表の森井博さん(56)は「1年間は試験的に続ける。地域のために出店者や開催頻度を増やしていきたい」と意気込んでいた。
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