マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場が製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、回収対象の商品を食べて嘔吐や下痢などを訴える届け出が7日までに、愛媛県内の保健所に計12件寄せられていることが分かった。 内訳は県の保健所が4件で、松山市保健所が8件。 県によると6日に相談があった3件は「えびとチーズのグラタン」1件と「ミックスピザ3枚入り」が2件。グラタンは昨年12月26日昼に食べ、同夜に嘔吐と腹痛が出た。ピザは15日夕に食べて翌日未明に吐き気を催したほか、12月下旬に食べた数日後に下痢と嘔吐が出た事例があった。3件とも残品を県立衛生環境研究所(松山市)で検査中で、8日にも結果が判明する。
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