経営悪化で昨年12月、障害者47人を含む全従業員約100人を解雇したリサイクル業のアキラ産業(愛媛県今治市、田坂力社長)と子会社1社は、7日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク松山支店によると、負債総額は計約2億円。 代理人弁護士などによると、事業の受け皿が見つからず、今月中にも松山地裁今治支部に破産手続き開始を申し立てる。同社は1990年創業。運送や引っ越し業、パチンコ台解体を手掛け、障害者雇用に結び付けていた。 ハローワーク今治によると、年末年始と重なったこともあり、元従業員の再就職先はほとんど見つかっていない。16、17の両日、雇用保険受給の説明会を実施する予定で、再就職活動はその後、本格化するという。
↧