女性陶芸家の作品を展示販売する第25回「砥部焼まどんな展」が愛媛県砥部町大南の砥部焼伝統産業会館で開かれ、細やかな筆使いで絵付けされた花器や食器が来場者を和ませている。7月15日まで。 砥部町と松山市の20~50代の女性作家15人が、計約400点を出品した。会場には、顔料を染みこませた和紙を貼り付ける「和紙染め」の技術を使った柔らかい発色のカップや、縁にレースのようなひだをもたせた小皿など、繊細な雰囲気の作品が並ぶ。アジサイや傘など梅雨時らしい絵柄をあしらった作品も人気を集め、来場者は一つ一つ手に取って鑑賞していた。
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