思い出をありがとう―。年末年始を愛媛県内の家族や親戚の元で過ごした帰省客のＵターンラッシュが３日、本格化した。ＪＲ松山駅のホームでは乗車を待つ人の列ができ、家族が乗り込んだ後も手を振って別れを惜しむ姿が見られた。 ＪＲ四国によると、ピークは４日まで続き、日中の予讃線上り特急列車の指定席予約はほぼ１００％。３日の乗車率は約１００～１６０％だった。岡山市の中学１年大久保祐太君（１３）、小学２年楓さん（８）きょうだいは２日から松山市の祖父母方に滞在。「おじいちゃん、おばあちゃんの元気な顔を見ることができてよかった」と笑顔だった。 航空各社によると松山空港から羽田、伊丹、名古屋に向かう便は５日まで予約でほぼ満席。西日本高速道路四国支社によると、松山自動車道上り線で３日午後５時ごろ、伊予市双海町上灘の黒岩岳トンネル付近を先頭に約１３キロの渋滞となった。
↧