今治タオルの幅広い知識を問う「タオルソムリエ資格試験」でこのほど、今治工業高校（愛媛県今治市）繊維デザイン科３年の一色彩香さん（１８）と檜垣瑛美さん（１８）が高校生として初めて合格した。２人は「幅広い世代に今治タオルの良さを伝えていきたい」と意気込んでいる。試験は、タオル業界関係者らの接客や販路開拓に役立ててもらおうと、四国タオル工業組合と今治商工会議所が２００７年から実施。１３年は９月にあり、今治タオルの歴史や織り方など５０問が出題された。 一色さんの受験のきっかけは、２年生の秋に参加した市内の捺染（なっせん）会社でのインターンシップ。檜垣さんは校内で受験希望者を募っているのを知り、「ソムリエという響きが格好良かった」と試験２カ月前に挑戦を決めた。 試験は全国３会場で５９６人が受験し、合格率は６２．６％。インターネットで合否を確認した檜垣さんは「何度も画面と自分の受験番号を見返すくらい信じられなかった」と振り返る。
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