愛媛県今治市四村の福田団地(約130軒)の住民でつくる福田クラブ老人会(檜垣ヒロカ会長、23人)が30日まで、子や孫と3世代で団地内を巡回する「火の用心」活動に励んでいる。 触れ合いの場をつくろうと、2010年から実施。市消防団の年末夜警期間に合わせ、25日以降、毎晩午後8時から約1時間、徒歩で回っている。 27日は4~80歳の約30人が参加。子どもたちは、両親や祖父母らと一緒に、拍子木をカチカチと鳴らしながら「火の用心」と元気な声を響かせた。 清水小4年井出文太君(10)は「みんなで頑張って、火事をなくしたい」と笑顔。祖母の千代子さん(71)は「ご近所と交流でき、家族で楽しく参加している」と目を細めた。 檜垣会長(71)は「子どもを交えた活動は少なくなっている。次の世代に引き継ぎたい」と話した。
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