年明け2日から始まる愛媛県内百貨店の初売りに、高級感を打ち出した福袋が続々登場する。景気回復ムードに加え、来年4月の消費税増税前の駆け込み需要が見込まれ、住宅や宝飾品、高級食材などを用意して新春を盛り上げる。 松山三越(松山市)では、新築一戸建てが初登場。2980万円で3袋を売り出す。201万4000円のパール3点セットなど、今年は高額品を増やし「総数は例年並みの約1万6千袋だが、住宅を除いた総額は昨年より2割増やした」という。 おせち商戦は高い商品から売れる傾向。県産マグロ1本26万円や、1等が神戸牛ステーキの「肉の運ためし福袋」5000円など、こだわり食材もアピールする。 いよてつ高島屋(同)は、例年並みの約2万5000袋を準備。2014年にちなみ、201万4000円でプラチナダイヤモンドリングなど、宝石や真珠のよりどり2点セットを10袋販売する。5万円の高級食材福袋も5袋用意。松阪牛や車エビ、アワビをセットにして収穫時期に配送する。
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