野球で愛媛を盛り上げようと「プロ野球愛媛県人会」の発足式が29日、松山市内のホテルで行われた。 県人会は愛媛関係の現役プロ野球選手14人で設立した。チームの枠を超えて選手同士が協力し、野球教室や野球用具の寄付、チャリティー活動などを通じ、郷土への恩返しを目指している。 式にはオリックス平井正史投手(宇和島東高出)や、10月に広島からドラフト指名を受けた西原圭大投手(今治北高出)ら県人会メンバー12人が出席した。県内市町長、後援会関係者ら約170人が立ち会った。 発起人を務めた中村時広県知事は「プロ野球選手は子どもたちの憧れであり夢の対象。選手とふれ合うことで新たな世代が育ち、新たな愛媛の野球文化につながると思う」と期待した。初代会長のヤクルトの岩村明憲内野手(宇和島東高出)は「チームの垣根を抜きに協力し、愛媛の子どもたちのために活動していきたい」と抱負を述べた。 藤井秀悟投手(DeNA、今治西高出)、塩見貴洋投手(楽天、帝京第五高出)は欠席した。
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