「春の七草」の全国トップクラスの出荷量を誇る愛媛県西条市で七草の収穫・出荷が最盛期を迎え、農家やアルバイトの高校生らが選別などに追われている。 JA西条によると、管内では14戸の農家が「春の七草部会」をつくり、計約13ヘクタールで七草を栽培。昨年10月の大雨などで種のまき直しを余儀なくされたが、ほぼ例年並みに育ち、大みそかから収穫が始まった。作業は6日まで続き、京阪神を中心に98万パックを出荷する予定。 同市坂元の日野哲也さん(50)の畑では2日、中高生や高齢者など約180人が作業。山のように積まれたセリやナズナなどを慣れた手つきで切り分け、ベルトコンベヤーを流れるパックに詰めていた。
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