愛媛県今治市菊間町浜の加茂神社で2日、新春恒例の「お供馬の走り初め」があり、参道約300メートルを駆け抜ける人馬一体の姿が参拝客らを魅了した。 同神社は約600年続く県無形民俗文化財「お供馬の走り込み」で知られる。走り初めは、走り込みを守っている菊間町愛馬会(森田健二会長)が約40年前から始め、馬主がお供馬に出る馬とともに神社を参拝し、馬主や「乗り子」がまたがって参道を走る。 2日は、気合十分の16頭が砂ぼこりを上げながら次々と参道を駆け上がった。騎乗した菊間小3年重見佳汰君(9)は「久しぶりに乗ったので怖かった。10月の本番に向けて練習する」と意気込んだ。
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