愛媛県愛南町深浦のあいなん幼稚園の園児38人が20日、隣接する町養護老人ホーム南楽荘(入所78人)を訪れ、お年寄りと餅つきで交流した。 愛南地区防犯協会などが少年の健全育成を目指すヤング3S(スリーエス=スポーツ、サービス、サポート)運動の一環として毎年実施。協会が町内6カ所の老人施設へ20キロずつのもち米を贈り、うち1カ所で交流会を開いている。 少年警察協助員や愛南署員も参加した交流会では園児が餅つきに挑戦。「頑張れ」「ヨイショ」と掛け声が掛かる中、身長ほどもあるきねをよろめきながら振り下ろしていた。 つき上がった餅でお年寄りと園児があん餅を手作り。孫10人とひ孫5人がいるという丸山時江さん(92)は「子どもたちはかわいい盛り。一緒に作業ができて楽しかった」と喜んでいた。
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