昨年10月から今年10月までで、愛媛県内で障害者が虐待を受けたと認定された事例が21件あったことが18日、県のまとめで分かった。松山市で開かれた県障害者虐待防止連携会議(46機関)で事務局の県が報告した。 虐待の可能性に気付いた人に自治体への通報を義務付ける障害者虐待防止法が昨年10月に施行されたのを受け、相談や通報などの件数をまとめた。 県障害福祉課によると相談は87件、通報は30件あり、相談・通報のうち虐待と認定したのは21件。発生場所は家庭が17件で最多、次いで施設3件、職場1件だった。 虐待の種類(重複あり)は、家庭が身体的9件、経済的7件、心理的3件。施設は身体的、性的、心理的各1件、職場は心理的1件だった。
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