アベノミクスを背景に高額品の需要が高まる中、全国に先駆けて養殖真珠の2013年度入札会が14日、愛媛県宇和島市の県漁業協同組合連合会(県漁連)宇和島支部で始まり、宇和海産真珠が出品された。売買成立は量、額とも前年度を下回ったが、最も取引が多かった7ミリ玉の平均単価は1割程度アップし、県漁連は「上々のスタート」と評価した。 初日は約68キロ(前年度比17%減)、1億505万円(11%減)の売買が成立。売買成立率は130点中121点の93%で、前年度から2ポイント上昇した。 入札会には、神戸市や三重県などの真珠加工業者20社約50人が参加。窓から差し込む自然光の下で、真珠の照りや巻きなどの品質を丁寧にチェックした。 入札会は2月末まで計34日間開かれる予定。
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