ニホンカワウソは、まだ生きている―。環境省が２０１２年８月に「絶滅種」指定した愛媛県獣ニホンカワウソの消息を探る観察会が１５日、１９７５年に国内最後の捕獲記録が残る宇和島市九島であった。親子連れら約３０人が自然豊かな周囲約１０キロの島を巡り、生存に期待を寄せた。 ニホンカワウソをきっかけに自然環境やまちづくりの将来を考えようと、市が初めて企画。県の委託でカワウソ調査を進めている市内の動物調査会社が案内した。 同社によると、絶滅種指定後に県内で二十数件の目撃情報が寄せられ、うち約１０件は宇和島市内。
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