全国トップクラスの生産量を誇るJA西条の七草を使った給食と生産者による出前授業が12日、愛媛県西条市禎瑞の禎瑞小学校であり、児童約80人が一足早く新春の味を楽しんだ。 七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種で、人日の節句(1月7日)に無病息災を願ってかゆに入れて食べる。 七草の提供と出前授業は、JA西条春の七草部会が子どもたちに伝統の食文化や産地の現状を知ってもらおうと2009年から毎年実施。今年は11、12の両日、市内の全小中学校に約9800食分を提供した。 出前授業では、部会メンバーで野菜ソムリエの横井仁さん(41)が3年と5年の児童32人に、七草の特徴や市内で約30年前に始まった栽培の歴史などを紹介。児童は「七草の種はどんなの」「収穫するまでにはどのくらいかかるの」などと熱心に質問していた。
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