水生植物「アサザ」の保全に取り組んでいる三間高校(愛媛県宇和島市三間町戸雁)の生徒が12日、同市三間町黒井地の中山池自然公園にアサザの苗約90本を植えた。来年5月末ごろ開花する予定。 アサザは県のレッドデータブックで絶滅種に指定されている。同校は昨年から近くを流れる内平ケ谷川に苗を植えるなど保全活動を続けている。公園を訪れる人にアサザに関心を持ってもらおうと今年4月に園内の小川で試験栽培することを計画し苗を育成、11月下旬に公園を管理する市の許可を得た。 12日は冷たい風が吹く中、3年生11人が作業。水深約30センチの小川に入り、こけで作られたポットに入れた苗を約6平方メートルの範囲に1本ずつ丁寧に植えていった。
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