西日本最大級のかやぶき木造民家として知られる愛媛県西予市野村町惣川の旧庄屋屋敷・土居家を舞台にした演劇「山奥組惣川 土居家ものがたり」(実行委員会主催)が15日、同市野村町野村の乙亥会館で上演される。本番を間近に控え、出演する地元の子どもたちの練習にも熱が入っている。 劇は太平洋戦争の終戦前後、土居家に子守奉公としてやってきた清が跡継ぎの総一郎に恋し、身分の違いを超えて気持ちを貫き通す純愛物語。松山市や地元などの小中学生や高校生約30人を含む総勢約60人が舞台に立つ。6月以降、月1回ほど合同練習を重ねてきた。 子どもらを指導してきた市民劇団「俳優塾」(東温市)の宮城晃塾長(72)らがこのほど乙亥会館を訪問。本番用の舞台で演技の細かい点を修正した。
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