外国船も入港する松山港外港でのテロ対応力を高めようと、愛媛県などは１２日、松山市海岸通の松山港外港地区第１埠頭（ふとう）と周辺海域でテロ対策訓練を行い、松山海上保安部ら松山港港湾危機管理コアメンバーを中心に１１機関から参加した約１２０人が連携を確認した。 訓練はテロリストが乗り込んだ船が入港したとの想定で実施。松山市消防が船内の負傷者を救助したほか、松山西署員が不審者制圧、県警機動隊は爆発物処理を担当。松山海保はテロリストが乗り込む小型船の海上での制圧訓練を行った。 松山港港湾危機管理担当官の宮尾努松山海保部長は「爆発物に限らず、テロの脅威はさまざま。いろいろな状況を想定し、訓練を重ねることが大切」と話した。
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