タマネギを成長させる物質の正体は―。愛媛大大学院理工学研究科1年田頭みなみさん(23)=愛媛県松山市緑町1丁目=が、タマネギの食用部分「鱗茎(りんけい)」の成長に、タンパク質の遺伝子3種類が関係している可能性をつきとめ、このほど徳島大で開かれた中国四国植物学会で優秀発表賞を受賞した。 田頭さんを指導する金田剛史助教(43)によると、タマネギの鱗茎は日照時間が延び葉の数が増えると太り始める。成長を促す物質の存在は約60年前から知られているが、正体は今も不明。解明できれば成長の調整や予測などが可能になる。
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