4日の12月定例愛媛県議会本会議で笹岡博之氏(公明党)の一般質問に手話通訳者が傍聴席に配置され、質問と中村時広知事ら理事者の答弁を通訳した。 登壇した笹岡氏は冒頭、手話で自己紹介。10月に全国初となる「手話言語条例」が鳥取県で制定されたのを受け「手話を用いる権利の保障や手話の普及などまで定めた意味は大きい」と評価した。聴覚障害のある傍聴者ら約10人に向け手話通訳された。 笹岡氏はさらに「東日本大震災では防災無線が聞こえず、逃げ遅れた人が少なからずいたと聞いている。また愛媛では2017年国体とともに開かれる全国障害者スポーツ大会に向け、手話通訳者などの人材確保が急務」と知事に訴えた。 手話通訳者の配置は09年2月定例会の笹岡氏の代表質問以来。
↧