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出征70年、家族と再会 DNA鑑定で遺骨判明

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 愛媛県の上島町魚島出身で第2次世界大戦後のシベリア抑留中に亡くなった旧日本兵の遺骨がこのほど、出征から70年ぶりに故郷の墓地に埋葬された。収容所で病死した大山庄太郎さん=享年(36)=の遺骨で、魚島在住の次女秀子さん(73)は「時間がかかったけど帰ってきてくれて本当にうれしい」と父の「帰郷」に胸を熱くしている。 秀子さんによると、庄太郎さんは1931年に広島の第二電信連隊に入営。同連隊で幾度かの除隊、召集を経て42年9月の臨時召集で旧満州に出征した。終戦後はロシア・ザバイカル地方(旧ソ連チタ州)のダヴェンダ村の収容所に連行され、47年4月に病死したという。 庄太郎さんの遺骨は政府派遣の遺骨帰還団が2002年7月に収容。厚生労働省が旧ソ連から提供された埋葬地の死亡者名簿と同省が保管する資料とを照合し、庄太郎さんの埋葬を確認した。昨年8月、厚労省から連絡を受けた秀子さんがDNA鑑定を申請、今年7月に親子と判明した。

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