済生会今治病院主催の市民公開講座が30日、愛媛県今治市東門町5丁目のテクスポート今治であり、お笑い芸人の間寛平さん(64)が約530人を前に「がんになっても走り続けた4万1千キロ」と題して講演した。 間さんは2008年12月17日から766日間、マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦し、見事達成した。10年1月にはトルコで前立腺がんが見つかったことを公表。10年4月には治療のため一時中断し、約2カ月後にマラソンを再開した。 間さんは、がんの告知を受けた際に「体は元気で走れるから、そのうち治るだろうと思った」と当時の心境を告白。「一度やると決めたことは最後までやり遂げたい」と飲み薬や放射線治療などでがんを克服した経緯を説明した。
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