愛媛県西予市宇和町卯之町2丁目のJR卯之町駅に29日、冬の風物詩となった「愛の火鉢」が登場。寒さが厳しくなってきた駅の乗降客を優しく温めている。 卯之町駅は県内の有人駅で最も高い、標高208メートルにあり、冬場は雪が積もるなど冷え込みが厳しい。愛の火鉢は1959年、当時の宇和町観光協会が待ち時間に暖を取ってもらおうと設置し、毎年続けている。今年で55回目。 29日は西田昭広宇和島駅長らが、奥行き1.4メートル、幅0.8メートル、高さ0.4メートルの火鉢に赤くおこった豆炭を入れた。卯之町駅舎内は徐々にぬくもりが広がり、乗降客は気持ちよさそうに手をかざしていた。
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