京都から広島を経て松山を訪れる新たな観光コース「新ゴールデンルート」の視察ツアーが24~27日の日程で行われている。オーストラリアやシンガポールなど11カ国の旅行業関係者25人が26日、愛媛県松山市の松山城や道後温泉を視察し、旅行商品化を視野に見どころや課題を確認した。 ツアーは、海外の旅行会社やメディア約320社が参加する国内最大の訪日旅行商談会(観光庁など主催)に先立ち催した。正午ごろフェリーで広島から松山に入った一行は、松山城を見学後、道後を訪問。道後温泉本館内を見て回り、商店街で土産品を購入した。 韓国から参加した高ヨンイムさん(43)は「温泉しかなく物足りない。庭園や和風の商品が買える店などがあれば」と指摘。ルート上に複数の城があり重複する点や、交通費の高さを踏まえた旅行商品の値段設定といった課題も挙げた。
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