19日の愛媛県内は、四国上空約5500メートルに氷点下25度以下の寒気が流れ込んだ影響で冬型の気圧配置が強まり、久万高原町では積雪を記録した。 同町久万の役場周辺では同日朝、雪がうっすらと積もった。時折大粒の雪が降る中、通行人は厚手の上着を着込んで歩いていた。自動車は屋根やボンネットに雪を乗せたまま行き交い、チェーンを装着した車両もあった。 街頭の木々に色付いていない葉が目立つ中での雪化粧に、町民は「今の時期にここまで降るとは」と驚いていた。 松山地方気象台によると、久万の19日午後2時現在の積雪は3センチ。朝の最低気温は平年より2.4度低い0.3度と、12月上旬並みの冷え込みとなった。県内では西条5.1度、四国中央5.3度、松山と新居浜5.8度など6地点でこの冬最低を記録した。
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