穀物乾燥施設建設などでの談合疑惑で、公正取引委員会は１９日、井関農機（愛媛県松山市）の本社事務所（東京）など数カ所で立ち入り検査に入った。県内では本社（同市馬木町）と施設事業部が入る砥部事業所（砥部町八倉）の２カ所が対象となった。 同社の穀物乾燥を含む農業関連施設工事の売上高は年間２０億～１００億円で、２０１３年３月期は７８億円を計上した。 同社は「検査内容については詳細を把握できておらず、コメントは控えたい」としている。 県農産園芸課によると、県内のカントリーエレベーターは６カ所で、０１年に設置された西条市丹原町の施設が最新。ライスセンターは１６カ所あり、１１年に開設された宇和島市三間町の施設が最も新しい。
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