愛媛県久万高原町若山から高知県いの町桑瀬にかけての瓶ケ森林道(全長約27キロ、標高約1100~1700メートル)で、7月の豪雨による落石のため、高知県側の瓶ケ森駐車場以東約300メートルの区間が通行止めとなり、再開のめどが立たないことが19日までに分かった。 瓶ケ森林道は石鎚スカイライン終点の土小屋と旧寒風山トンネル高知県側出口を結ぶ全線舗装林道。林野庁が整備して1991年に開通した。 現在町道として管理するいの町の本川支所産業建設課によると、7月3日からの梅雨前線による豪雨で、瓶ケ森駐車場から寒風山方面へ約300メートルの地点(同町寺川)で落石があり、同6日から通行止めとなった。町は10月8日に復旧工事を開始。工期は2014年3月20日までだが、落石が推定200トンと多量なほか、本格的な冬を迎え現場までの道路が凍結すると作業は進まなくなるという。 同課は「大型連休が始まる14年4月末までの再開を目標にしたいが、天候次第なので復旧は未定」としている。
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