今シーズンの宇和海産真珠の出来栄えを競う「第35回愛媛県浜揚真珠品評会」が19日、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであり、各養殖業者が丹精した海の宝石が並んだ。今年は好条件下で育ち、全体的に品質の高い玉がそろった。 真珠養殖の技術と品質を向上させ業界発展につなげようと県漁連などが主催。2012年3月以降の核入れ真珠を10漁協198人が出品し、審査員6人が真珠層の厚さの「巻き」や照りの良さ、傷の有無などを審査した。 審査委員長の佐伯康明県水産研究センター長は「夏場の水温がこの20年で最低で、アコヤ貝には好条件だった。各業者の努力もうかがえ、色目と巻きの良い愛媛らしい真珠に仕上がっている」と総評。
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