環境省と愛媛県のレッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されているナベヅルが19日、宇和島市津島町に飛来していることを日本野鳥の会愛媛(山本貴仁代表)が確認した。同会によると、県内では西予市と西条市にほぼ毎年飛来しているが、宇和島市では1995年に旧三間町に飛来して以来、確認されていない。 19日午前9時半ごろ、農業男性(65)が自宅近くの田んぼでツルのような鳥が餌を食べているのを見つけ市津島支所に連絡。職員が約20メートル離れた場所で撮影した。支所によると、警戒するような鳴き声を発し約30分後、上空を旋回し東方向に飛び立った。19日は数回、同じ場所に戻ってきた。17日にも津島地域でツルを見たとの情報があったという。
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