元陸上選手の為末大さん(35)を招いたスポーツ教室が5日、愛媛県西予市宇和町卯之町2丁目の宇和町小学校であり、5、6年生187人が速く走るこつを学んだ。 文部科学省の体力向上推進事業の一環で県教育委員会が開催。為末さんは、男子400メートル障害で日本記録を持ち、2000年シドニー、04年アテネ、08年北京の3大会連続でオリンピックに出場した。 為末さんは「頭から棒が刺さっているような感じで姿勢を真っすぐに」「腕を大きく振って」と走り方をアドバイス。児童は教えられた通りスキップやダッシュを繰り返した。 ハードルを使った練習では、為末さんが飛び入り参加、児童は大喜びだった。陸上部の5年吉弘航太君(11)は「ハードルの跳び方など勉強になった。(為末さんは)見たことがないくらい速かった」と笑顔。為末さんは「子どもたちにはいろいろなスポーツをやってほしい。走るのが苦手でも何か得意なものを見つけて伸ばしていって」とエールを送った。
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