大学生のキャリア教育に貢献したとして松山大は5日、インターンシップ(就業体験)受け入れが累計10回に達した自治体や企業など4団体に感謝状を贈った。団体は、西条市▽共立メンテナンス森の国ホテル(松野町)▽松山市男女共同参画推進財団▽観光施設「霧の森」運営の第三セクター「やまびこ」(四国中央市)。 松山大は2002年からインターンシップをカリキュラムに組み込み、文系学部の2、3年生(希望者)がビジネスマナーや企業の特徴を学び、8月上旬~9月下旬に就業体験に臨む。13年度は愛媛県内外の計64事業所で計176人が参加した。 感謝状贈呈式で村上宏之学長は「インターンシップは職業意識向上と職業選択に役立ち、成果がさまざまな形で結実している」と述べ、感謝状や、学生が企業と共同開発した県産かんきつ飲料を手渡した。西条市の真鍋和年副市長は、学生受け入れについて「大学と地域、学生と社会人をつなぐ不可欠な事業」と意義を強調した。
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