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焼失宝厳寺再建へ  物品販売で資金集め

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 8月の火災で本堂などを焼失した一遍上人ゆかりの宝厳寺(ほうごんじ)=愛媛県松山市道後湯月町=の再建や周辺の活性化を目指す「道後上人坂再生整備協議会」(愛称・もういっぺんプロジェクト)の設立総会が11日、同市道後湯之町の椿の湯であった。物品販売や法人への呼び掛けで寄付金を募ることを確認。市道・上人坂を拡張するなどの整備構想を今後検討する。 再生整備協は道後温泉誇れるまちづくり推進協議会、道後温泉旅館協同組合、道後商店街振興組合の代表者が発起人となり、自治会や寺の関係者などで構成する。 総会で、発起人の一人、商店街振興組合の三好隆理事長は「一遍上人の足跡は歴史的な意義がある」とあいさつ。会長に東京大大学院工学研究科の羽藤英二教授を選んだ。 募金活動で法人などに協力を呼び掛けるほか、一遍上人をモチーフにした和紙製の起き上がりこぼし「もういっぺん」(約3センチ、千円)を商店街や旅館などで販売し、売上金の半分を宝厳寺再建や上人坂再生に充てる。 

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