「介護の日」の11日、愛媛県介護福祉士会による記念行事が松山市内であり、オリジナルミュージカル「ヘルパーズ!~あなたがいる風景」で主役を務める中尾ミエさん(67)が「可愛(かわい)いBa~Ba」と題して講演した。 介護現場に対して問題提起をするヘルパーズを2007年から全国展開している中尾さんは「福祉先進国スウェーデンでは『介護は面倒』というのがあって、楽することから考えましょうとなっている」と紹介。介護する方が楽な介護はされる側も楽とし、「いかにお互いの負担が減るようにやるか。日本の実際の介護現場は大変で、まだまだ遅れている」と述べた。 シニア世代の生き方については体力、気力面で余裕があるうちに好きなことを見つけて始めることを推奨。50歳を過ぎてから習い始めた料理、絵画、水泳などを引き合いに出し、「来年は俳句に挑戦する。生きている限りやりたいことを見つけてほしい」と話した。
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