初夏の風物詩ホタルの乱舞が愛媛県伊予市中山地区で繰り広げられている。同市中山町佐礼谷を流れる中山川では、梅雨の晴れ間となった3日、無数のホタルが暗闇を飛び交い、市内外から訪れたカップルや親子連れらの目を楽しませた。 伊予中山ホタル保存会によると、町内全域では約10万匹に上る。今年は5月中旬からホタルが飛び始め、中山地区中心部では週末に開かれる「伊予中山ホタルまつり」にかけて楽しめる。峯岡安則会長は「日がたつにつれて山の方でも見られ、20日ごろがベストの場所もある」と話している。 観光で訪れた高松市多肥上町、主婦片岡章代さん(32)は「とてもきれいで幸せな気持ちになった」と目を輝かせていた。
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