ガラスのミカンが空の玄関でたわわに―。愛媛県今治市出身の美術家、田窪恭治氏(64)=千葉県在住=が原画を制作したステンドグラス「蜜柑(みかん) ミカン みかん」が18日、松山市南吉田町の松山空港ターミナルビル1階にお目見えした。 全国の公共スペースに美術作品を設置する日本交通文化協会(東京、滝久雄理事長)の企画で499点目。 高さ4.1メートル、幅6.9メートルで、青や緑の約3000のガラス片をつなぎ「南予の海岸線に広がる段々畑」(田窪氏)を表現。作品中のミカン約100個はガラス粉末を焼き付けて質感を再現している。
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