四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)1~3号炉運転差し止めを求めた訴訟の、松山地裁への第3次提訴で、原告に参加した松山市出身の作家早坂暁さん(84)が15日、同市三番町6丁目のコムズで講演。原発問題を考える上で、原爆被爆者の声を聞くことの大切さを訴えた。 原告団を支援する「伊方原発をとめる会」主催。約200人が耳を傾けた。 早坂さんは、広島の被爆者の壮絶な体験を語り、「放射能の怖さを体で知っている」と指摘。原発が瀬戸内海の環境に与える影響を強く懸念し、山口県の中国電力上関原発建設計画も止める必要があると主張した。
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