17~19世紀のオランダのタイルを集めた「デルフト・タイル展 正方形の美術」が、愛媛県新居浜市一宮町1丁目のギャラリーカフェ「木星舎」で21日まで開かれており、66点を展示販売している。 店主の白岡等さん(62)が、民芸運動の中心となった思想家・柳宗悦を紹介した本の中に同タイルの写真を見つけたのをきっかけに面白さや美しさにひかれ、6~7年前から収集を続けてきた。 白岡さんによると、タイルは16世紀初頭にオランダに伝わり、17世紀に富を蓄えた市民が豊かさの象徴として生活に取り入れるようになった。デルフトは一大生産地で人物や動物、風景、聖書の物語など多彩なモチーフのタイルが作られた。
↧