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全小中学校に防犯カメラ設置 松山市教委方針

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 愛媛県の松山市教育委員会が全市立小中学校・幼稚園への防犯カメラ設置を打ち出した。開会中の9月市議会で関連費を含む補正予算案が可決されれば、既設6校を除く54小学校、24中学校、5幼稚園に3台程度ずつ設け、2014年3月から24時間稼働する方向で運用開始を目指す。県内ではこれほどの規模での小中学校などへの設置は例がなく、方針決定プロセスなどに疑問も出ている。 市教委の説明では、契機は今年5月、桑原中(同市畑寺町)で深夜、窓ガラス約60枚が割られ、中高校生5人が逮捕された事件。市立小中では夜間の花壇荒らしや校舎への落書きなどを11年度12件、12年度には6件確認しており、「不審者侵入抑止、犯人特定の一助に」(学習施設課)と設置方針を決めた。 松山市内のある既設の中学校では、カメラに映る近隣住宅の映像部分をモザイク加工しており、防犯目的以外での校則違反監視のような使用はしないといった生徒のプライバシー配慮などに独自に努めているとする。しかし、運用はそれぞれの倫理観に委ねられており、外部チェック機能などはない。 一方、保護者や住民からは「夜間に人通りがなくなる場所もあり、カメラが設置されると安心」などとカメラ設置に好意的な声もある。

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