全国理容連合会が定める「理容ボランティアの日」の9日、愛媛県理容生活衛生同業組合の理容師が各地で福祉施設での訪問散髪や地域清掃に汗を流した。 約6万5000店が加盟する同連合会は、毎年9月の第2月曜日を理容ボランティアの日として全国一斉に奉仕活動を実施。県内では8、9の両日に19支部の312人が参加した。 松山市権現町の盲老人ホーム権現荘(入所者49人)には、高齢者に爽やかな気分で敬老の日を迎えてもらおうと、加盟店の理容師3人が訪問。入所者と会話しながら手際よくはさみとくしで髪を短く整えたり、かみそりで生え際や顔の産毛を処理したりした。入所5年目の内山藤吉さん(67)は「いつも利用している。気持ちよくなった」と話した。
↧