愛媛県内全域で久々のまとまった雨となった25日、連日の猛暑でかんきつ栽培への悪影響が出ていた県内のミカン園地では「恵みの雨」に農家からひとまず安堵(あんど)の声が上がった。一方、JR予讃線は特急などが運休したほか、松山市の興居島で停電もあった。 松山地方気象台によると、24日午後6時から24時間の雨量は、大三島87.5ミリ、松山47ミリ、八幡浜36.5ミリ、今治29ミリなど。 全国有数のかんきつ産地、八幡浜市はJA西宇和が干ばつ対策本部を設置し、対応に追われている。同市川上町川名津で温州ミカンを栽培する木下友人さん(58)は「かん水もひと休みできる。やっと落ち着いて寝られる」と安心した。
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