幼少時から20年以上にわたって少林寺拳法の技をともに磨き合ってきた愛媛県八幡浜市の社会人拳士2人が24、25の両日、大阪市で開かれる世界大会に初出場する。地元の注目が集まる中、これまでの鍛錬の成果を披露しようと、平常心で世界のひのき舞台に挑む。 4年に1度の世界大会に出場するのは少林寺拳法伊予八幡浜道院(浜本惣次道院長)に所属する川口敦史さん(31)と水本大幸さん(29)。攻撃側と守備側を交代しながら技を繰り広げる「男子運用法の部」に臨む。 川口さんは6歳、水本さんは7歳から同院に入門し、互いを高め合いながら練習を重ねてきた。川口さんが民間企業の営業マン、水本さんが市役所職員として、多忙な社会人生活を送るようになった今も週2回、市内中心部の公民館で子どもたちの指導にあたりながら、稽古を続けている。
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