JA越智今治(愛媛県今治市)は20日、猛暑と少雨で農作物への影響が懸念されるため、干ばつ対策本部を設置した。2年連続の設置で、被害把握や対策の技術指導に取り組む。 同JAによると7月8日の梅雨明け以降、今月20日までの降水量は今治地域が21.5ミリで平年の12.4%、大三島地域が33ミリで19.1%にとどまる。今後もまとまった降雨が見込めず、かんきつ中心に収穫量減少や品質低下の恐れがある。既に果実や野菜の日焼けの報告が目立つという。 同JAは、今月中にまとまった降雨がなければ、スプリンクラーなどかん水施設の燃料費の一部を助成する予定で「今が一番、果実が生育する時期。早めに手を打ち、樹勢低下や玉太りの悪化を防ぎたい」としている。
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