国内外でネコを撮り続けている動物写真家の岩合光昭さん（６２）＝山梨県＝が１６日、愛媛県松山市一番町３丁目の松山三越で開催中の自身の写真展「ねこ歩き」（愛媛新聞社など主催）会場でギャラリートークを行い、被写体への愛情あふれるエピソードで来場者を楽しませた。 岩合さんは出展作の中から選んだ９点のパネルを見せながら解説。モロッコ・マラケシュの広場の屋台下で生まれた子ネコたちの暮らしぶりや、小説「老人と海」の舞台となったキューバの漁村で２匹の子ネコが泳ぐ場面に出合ったことなど、臨場感たっぷりに撮影時の様子を紹介した。 「環境が人を育てるように、風土がネコを育てる。できるだけネコの背景に風土を入れて撮影するようにしている」などと、撮影の姿勢や手法についても語った。 同展は１８日まで。
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