小学校に来春入学する新１年生向けのランドセル商戦が、愛媛県内の百貨店やスーパーで早くも熱を帯びている。祖父母が、お盆で県外から帰省した孫と一緒に購入するケースが増えているためだ。各店はコーナー設置や商品拡充を例年より前倒しするなどし、前年を上回る売上高を確保しようと懸命だ。 いよてつ高島屋（松山市）は昨年より約１カ月早く７月にコーナーを設けた。担当者は「購入時期は年々早まり、今はお盆が一つのヤマになっている」と説明。少子化で商品数が減る中「品ぞろえが豊富なうちに選びたい人が多く、品切れする前に人気ブランドの商品を求める人も少なくない」と話す。 価格帯は４万円台～７万円台後半で、例年と同じく５万円前後がよく出るという。
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