国内製紙4位の大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)と8位の特種東海製紙(静岡県島田市、三沢清利社長)は12日、両社の発行済み株式3%を持ち合う資本提携を発表した。家庭紙や段ボールで製品開発や生産協力を強化するなど業務提携も拡大する。 大王製紙は2012年9月に策定した中期事業計画(最終年度は14年度)で、家庭紙と板紙・段ボール分野を重点事業に位置付けている。設備投資や収益改善を進める中、家庭紙や段ボールを生産販売する特種東海製紙との提携でさらなる経営体質強化を目指す。大王は提携による収益改善効果を年間約7億円と見込む。
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