南極・昭和基地に滞在中の観測隊員とインターネット回線を使ったテレビ電話で対話する「南極教室」が8日、愛媛県新居浜市大生院の県総合科学博物館で開かれ、県内外の小学生や親子連れなど約50人が極地の厳しい環境や自然現象を学んだ。 同館は観測隊を派遣する国立極地研究所と2011年に協力協定を締結。川又明徳専門学芸員(41)が12年11月から今年3月まで第54次観測隊に参加した縁もあり、開催中の特別展「南極の自然 観測活動とその成果」に合わせて企画した。 8日は川又さんが司会。昭和基地管理棟のライブ映像がプロジェクターで映し出され、12年12月から滞在中の山田嘉平隊員が、現地はマイナス10度以下の気温が続き、日中も太陽が出ない「極夜」と呼ばれる現象があったことを説明した。
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