在ホノルル日本総領事の重枝豊英氏(61)が8日、愛媛県宇和島市明倫町1丁目の宇和島水産高校を訪れ、実習船えひめ丸事故の慰霊碑に献花、実習生ら犠牲者9人の冥福を祈った。 2001年2月に米ハワイ州ホノルル沖で起きた事故後、愛媛県と同州は03年11月、姉妹提携を結んだ。今秋10周年を迎えるのを前に、重枝総領事が来県した。 同校では田井野経生校長や遺族らと会談。今年6月に再結成されたハワイ愛媛県人会がホノルルの慰霊碑を清掃していることや、小野寺五典防衛相が7月に献花したことなどを報告し「事故の傷痕は消えることはなく、また消すべきではない」と述べた。その後、同校内にある慰霊碑に花束をささげ、手を合わせた。 9日には県庁を訪れ中村時広知事と意見交換する。
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